畳の構造


 畳の構造は、表面に見える畳表と芯の部分に当たる畳床を重ねたものに畳縁を縫い付けています。最近では、接着工法など新しい工法も使われています。

 畳表は天然藺草を織り上げたものが主に使われていますが、化学製品やパルプで作られたものも開発されています。

 畳床は以前はワラだけで作られていましたが、さまざまな社会情勢などの変化や新しい建築工法に対応するため、フォームポリエスチレンやインシュレーションボードが使われるようになり、ワラ床の生産は減少傾向です。また、健康志向に対応して、備長炭が入った畳床も作られています

 畳縁は化学素材が主に使われるようになりましたが、昔から使われている綿や麻、絹などの天然素材のものもあります。

●畳のサイズ
区分名 称サイズ(cm)概 要








本間間(京間)95.5×1,910主に近畿・中国・四国・九州地方で使用
三六間(中京間)91.0×1,820主に愛知・岐阜・三重県で使用
五八間(関東間)88.0×1,760主に静岡県以東で使用
団地間85.0×1,700主に高層共同住宅で使用
 畳はそれぞれの部屋の寸法を測り、変形やカギがあっても修正して制作します。厚さは通常5.5cmですが薄いものもあります。
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