畳表のできるまで

 
熊 本 の 例
[株分け]
 暑い8月から準備が始まります。苗床から掘り上げた藺草の苗の中から健康な苗だけを一株一株ていねいに株分けして植え付けを待ちます。
[植え付け]
 苗床で育った苗を11月から12月の寒い時期に本田に植え付けます。
 最近では、植え付け作業も機械でできるようになりました。省力化を目指して9月頃ポット苗を作り11月に箱苗のまま機械で移植する方法が普及しはじめています。
[先刈り]
 5月上旬ごろ藺草の先端を刈り取り、根元に日光が当るようにして新芽の発生を促します。先刈りしたあと、倒れるのを防ぐため、網をかけます。
[施肥]
 良質の藺草を育てるために、5月から6月にかけて肥料を施します。
[収穫作業]
 6月中旬から7月中旬にかけ、生育の良い充実した藺草から順番に刈り取ります。最近は、この作業も機械でできるようになりました。
[泥染め作業]
 "くまもと畳表" 独特の色と香りと光沢を持たせるために、天然染土による泥染め作業を行います。
[整経]
 日本農林規格に合致した優良経糸を使用して、整経所で整経作業が行われます。
[畳表の製織]
 農家で一枚一枚の畳表が機械で織上げられていきます。
[仕上げ作業]
 "くまもと畳表"の品質を守ると同時に、銘柄確立のために、一枚一枚を丁寧に仕上げて出荷します。
[責任表示]
 製品に対する責任表示を明確にするために、生産者番号を表示しています。

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